blog

  • HOME
  • 技術者ブログ
  • Windows Phone Developer ToolsのインストールとSilverlightアプリケーション

Windows Phone Developer ToolsのインストールとSilverlightアプリケーション

2011.03.17

デバイスソリューション部 モバイルソフトウェアデザイングループの和田です。前回、Windows Phone 7について書かせて頂きました。

Windows Mobileアプリケーションの開発にあたって、一番の導入障壁であった開発ツールの値段についても、Windows Phone 7からは無償で提供されており、Windows Phone 7開発に興味がある方なら誰でも触れることができます。

次にWindows Phone 7の開発環境を導入していきましょう。

開発環境のインストール

Windows Phone Developer Tools RTW

開発環境である「Visual Studio 2010 Express」と、デザイナ向けのデザインツール「Expression Blend」が含まれています。その2つのフレームワークが同梱されています。

  • ・Visual Studio 2010 Express for Windows Phone
  • ・Windows Phone Emulator Resources
  • ・Silverlight 4 Tools For Visual Studio
  • ・XNA Game Studio 4.0
  • ・Microsoft Expression Blend for Windows Phone

Microsoft Expression Blend for Windows Phoneは、Expression シリーズの中でも唯一無料で提供されているツールです。

Expression Blendをうまく使いこなす事で、コードを書かずにアプリを開発することも出来ます。本来、デザイナとプログラマとの分業を、Visual StudioとExpression Blendかで使い分けてを想定されているようです。プログラマが両方使ってアプリケーション開発を行うことが出来れば、より実装をシンプルにすることが出来そうです。

依然日本でも殆どの企業がWindows XPを現役で使用しているかもしれません。既に2009年4月にメインストリームサポートが終了していますので、Windows XPではこのWindows Phone Developer Toolsを導入することができません。

この開発環境を導入可能な(サポートされている)OSは、Starer Edition以外のWindows VistaとWindows 7のみとなります。Windows Vistaは、Service Pack 2以降のサービスパックを導入している必要があるようです。もしExpression Studioを導入しているのであれば、面倒ですがアンインストールしなければ、Microsoft Expression Blend for Windows Phoneのインストール時に競合してしまい導入に失敗してしまいます。

2011年1月度アップデート

Windows Phone Developer Tools January 2011 Update
コピー&ペーストに対応したWindows Phone エミュレータのアップデートを含む、Windows Phone 7の本格的なアップデートです。以下の内容が盛り込まれています。

  • ・Windows Phone Emulator Update
  • ・Windows Phone Developer Resources Update
  • ・Windows Phone Capability Detection Tool
  • ・Windows Phone Connect Tool
  • ・Updated Bing Maps Silverlight Control

Windows Phone 7にて実機デバッグする際には、PC側にてZune Software(iPhoneでいうところのiTunes)と接続しておく必要があります。ただ、Zune Softwareに接続してしますと、PhotoChooserTaskやMusic+Video Hubなどのメディア系APIが使えなくなってしまいます。

それではメディア系APIを使うアプリの開発が出来ませんので、Zune Softwareを使わずにPCと端末を接続する「Connect Tool」が同梱されています。

以下の不具合の修正もされています。

  • ・物理サイズで64Mbyteを超えるxapが、実機上でテストデバッグできなかった不具合の修正

英語表記で判りにくくなっていますが、Visual Studio 2010に対してのパッチも含まれており、インストールの順番に気を付ける必要があります。WindowsPhoneDeveloperResources_[language]_patch1.mspをインストール後に、VS10-KB2486994-x86.exeをインストールしましょう。

Hello WorldをSilverlightを使って作成する

SilverlightによるHello Worldアプリケーションを作成しましょう。まずは「New Project…」をクリックして新規プロジェクトダイアログを表示します(XNAアプリケーションも同様にここから新規プロジェクトを作成することが可能です)。

いくつか作成可能なProductがありますので、このうちのWindows Phone Applicationを選択します。プロジェクト名は「HelloSilverlight」としておきましょう。

左側に標準コントロールを配置するためのデザイナがあり、中央にXAMLがあります。デザイナとXAMLは連動していますので、XAMLの変更がすぐにどのようなデザインになるのかが見て理解できます。

画面上にHelloが表示できればよしとして、直接中央のペインのXAMLの編集を行います。元々、「page title」が記載されているTextBlockを「Hello Silverlight」に変更します。以下の選択している部分を変更します。

変更後のXAMLは以下のようになります。元々存在していたTextBlockのプロパティを変更しただけですので簡単だと思います。

ターゲットを「Windows Phone 7 Emulartor」にして、F5キーを押下しデバッグ実行を行います。上手くWindows Phoneエミュレータが起動し、Hello Worldアプリを実行してくれましたでしょうか。

次回からは、Windows Phone 7で使えるTipsを紹介していきたいと思います、。