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TracLightningのインストールと運用 第1回

2011.03.04

デバイスソリューション部の家原です。

以下のように、今後三回に分割してTracLightningの導入と設定・運用に至るまでをご紹介していきます。

次回以降は、実際にソフトウエア開発での運用を元にした経験も含めて紹介していきますので、ご期待ください。

TracLightningってどういうものでしょう

TracLightningは、プロジェクト管理ツールです。
バージョン3.0.0からは、アジャイル開発(スクラムベース)にも対応しています。

大きく内部的には、以下の構成から成るオールインワンパッケージです
+Subversion:バージョン管理ツール
+TRAC   :トラッキングツール
+Hudson  :ジョブ実行監視ツール(cronです)

※ApacheやPython、SQLiteも含まれています。

TracLightningのダウンロード

http://sourceforge.jp/projects/traclight/wiki/FrontPage

この公式サイトからダウンロードできます。

今回は、バージョン3.0.0rc1をベースに進めていきます。
ダウンロードタブをクリックし、TracLightning-3.0.0rc1.exeをダウンロードしましょう

TracLightningのインストール

1.TracLightning-3.0.0rc1.exeをクリックして実行します。
2.ダイアログが表示されますので、”次へ”をクリックします。

3.インストール先の指定を行います。
将来的に複数のプロジェクトを管理したり、評価業務で画像を登録するような場合はドライブの空き容量を気にしてください。(ここでは、デフォルトのまま進めます)

4.コンポーネントの選択を行います。
特に必要無いと解っている場合を除いて、Javaアジャイルインストールを選択しましょう
MavenとHudsonが必要ない場合は、ベースインストールを選択してください。

5.プログラムグループの指定を行います。
特にこだわりがない場合は、次へをクリックでOKです。

6.追加タスクの選択を行います。
注釈にあるとおり、初回インストール時には必ずチェックボックスをONにしてください。

7.インストール設定の最終確認
6.追加タスクの選択で”次へ”をクリックすると最終確認メッセージが表示されます。内容を確認のうえで、”インストール”をクリックしてください。

8.インストールが完了すると以下のダイアログが表示されますので、再起動を行います。ここまでの作業で、インストールは完了です。

TracLightningの起動

1.まずはテスト的に、コマンドプロンプトからTracLightningを起動します。
Windowsスタートメニュー⇒全てのプログラム⇒Trac⇒コマンドプロンプトから実行を選択

PCのセキュリティ設定状態によっては、ファイアウォールのエラーメッセージが出ますが意図的な操作ですので、”ブロックを解除する”を選択します。

2.上記1.の操作でTracの起動は完了しています。
DOS窓を閉じると、Trac自体が終了してしまいますので、そのまま置いておきましょう。
ここで、ブラウザを起動して、アドレスバーに”http://localhost”と入力してください。

上記の内容が表示されれば、インストールが成功しており、正常にApatch(Trac)が、起動しているということになります。テストは完了ですので、DOS窓は閉じておきます。

3.テスト的に実行した、コマンドプロンプトからの実行では毎回人の手が必要になるので
Windowsサービスに登録し、自動起動するように設定します。
Windowsスタートメニュー⇒全てのプログラム⇒Tracのメニューに以下があります
+サービスのインストール
Apatch(Trac)をWindowsサービスとして登録します
+サービスのアンインストール
Apatch(Trac)をWindowsサービスから削除します
サービスのインストールをクリックします。

上記のようなメッセージが表示されていれば、サービスが起動しています。
+コントロールパネル⇒管理ツール⇒サービスでTracLightningが起動していることを確認します。

+サービスの起動が確認できたら、2.で行ったようにブラウザから
”http://localhost”にアクセス確認を行います。

4.次に実際のプロジェクトを見てみましょう
http://localhostにアクセスすると、サンプルプロジェクトがありますので表示してみましょう
(http://localhost⇒Tracのプロジェクト一覧⇒SampleProject)

※ログインは、デフォルトのadminを使用しましょう(パスワードもadminです)
※Hudsonは、まだ起動できません。次項で説明します。

Hudsonの起動

1.JREをダウンロードしましょう

http://java.com/ja/

2.ここでも、Tracを起動したときのようにコンソールから試してみましょう。スタートメニュー⇒全てのプログラム⇒Trac⇒Hudsonの起動をクリックします。

3.上記1.でJREが正常にインストールできていれば、SampleProjectのメニュータブから、Hudsonをクリックすると起動することが可能ですが、Windowsのセキュリティ設定状態によっては、エラーが表示されますので、”ブロックを解除する”を選択します。

ここまでできれば、Hudsonは起動できています。

4.ここで、Hudsonを最新にしておきましょう
HudsonをWindowsサービスとして登録した場合等で最新ではないとエラーになったりして
ハマることがありますので、必ずやっておきましょう
HudsonのTop画面からHudsonの管理をクリックします

自動でアップグレードボタンが表示されていますので、クリックします。

上記のように成功が表示されたら、メッセージに従いHudsonを再起動します。
現在は、コマンドプロンプトから起動していますので、コマンドプロンプトを終了し
上記2.の手順でHudsonを再開させます。

[Note]
このタイミングでTrac側からHudsonにアクセスするとエラーが発生することがあるようです。
一旦、Windowsを再起動してHudsonをコマンドプロンプトから起動した場合にログが停止するまで
待ってからアクセスすると上手くいくようです。

5.次にHudsonをコマンドプロンプトから起動していても人の手がかかりますので、Tracの時のようにWindowsのサービスとしてしまいましょう。
HudsonのTop画面左側のメニューからHudsonの管理をクリックします。

表示されたメニューから、”Windowsのサービスとしてインストール”をクリックします。

インストール先を聞かれますので、パスが間違っていないか確認のうえで、インストールをクリック。

このタイミングで、セキュリティソフト等でメッセージが出る場合がありますので、許可してください。
完了すると以下の画面に遷移しますので、Hudsonを実行しましょう。
(コマンドプロンプトは、実行をクリック後に自動で閉じられます)

また、Hudsonがサービスに登録されているかも確認しておきましょう

このタイミングで、Hudsonが起動できないやアクセスできない等の状態になります。
デフォルトインストール状態でのC:\TracLight\projects\hudson\.hudson\hudson.xmlを編集します。

ここまでいけば、Windowsを再起動してもTracLightningとHudsonのサービスが自動起動して、正常に動作しますので、再起動して確認してみましょう

今回は、TracLightningのインストールとTrac/HudsonのWindowsサービスによる起動までを紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。

次回は、TracLightningの設定や便利なプラグインのご紹介をさせて頂く予定です。→公開されました